放射線治療センター
放射線にはいろんな効果がありますが、細胞へダメージを与える事が知られています。ガン細胞だけに放射線を照射し、ダメージを与える事が出来れば一番理想ですが、実際には正常な細胞にもダメージがあります。しかし正常な細胞にはダメージを修復する力がガン細胞よりも強いため、放射線治療によるダメージにある程度耐えることが出来るため、結果として正常な細胞は修復してくるのに対し、ガン細胞はダメージが抜けず弱っていきます。
基本的に治療室内には付添の方が入って頂くことはありません。患者さんとスタッフのみ入室します。また放射線は照射中の治療室内のみ発生していますので付添の方へは放射線の影響はありません。患者さんに放射線がたまる事はありませんので、ご安心ください。
放射線治療に必要な計算の為にCTを撮像させて頂きます。これは一般的な検査ではなく、特殊な固定方法にて放射線治療を行う姿勢で撮像を行います。
放射線治療は毎回同じ姿勢で同じ放射線量を照射する事で治療効果が得られる計算になっております。そのために毎回同じ場所に決められた放射線を照射する必要があり、その目印に線(しるし)を用いています。放射線治療終了後は消えても構いませんが、皮膚が弱っていますので、無理にこすらず、自然に消えるのを待ちましょう。
もっといろんな事をお調べになりたい場合、公益社団法人日本放射線腫瘍学会ホームページを参照頂くか、当放射線治療センター担当医師にご相談ください。