更新日:2026年10月01日
乳房にできるしこりの原因は多岐にわたります。塊として触れるものには乳がんの可能性もありますが、良性のしこりもたくさんあります。いずれもマンモグラフィやエコー検査で診断可能が可能です。良性を疑うものでも大きい場合や、以前より大きくなってきているものに関しては、必要に応じて細胞診や針生検で詳しく評価する必要があります。
初期の乳がんで痛みが出ることは稀ですが、痛みや違和感があって調べたら乳がんが見つかったこともあります。痛みの原因の多くはホルモンバランスの影響ですが、症状が気になる場合は受診ください。また、授乳中の方は、乳腺炎の症状ですので早めの受診をおすすめします。
片方の乳頭の同じ乳管開口部から血液(赤や黒っぽい)が混じった液体が出る場合、乳頭の近くに乳がんや良性の病変ができている場合がありますので検査が必要です。黄色、白、透明で量も少ない場合は心配ないことがほとんどですが、授乳期でもないのに分泌物を認める場合は、受診をおすすめします。
乳がんのしこりが皮膚近くにできると、皮膚が引っ張られくぼみやひきつれが生じることがあります。
必ずしもくぼみ=乳がんとは限りませんが、乳がんの可能性を示す重要なサインですので、乳房や乳首のくぼみが新しく現れた場合は、速やかに乳腺外科を受診することをおすすめします。
胸の張りは主に生理周期や妊娠・出産に関連して起こり、通常は心配ありません。しかし、明らかな左右差やどちらかの乳房だけ大きくなってきた場合などは、乳がん(乳房全体が固く、腫れてくるタイプの乳がん)の可能性もあります。乳腺外科での検査をおすすめします。
乳頭は下着などとの刺激や蒸れた環境によって皮膚の炎症を起こすことがあります。乳頭や乳輪の皮膚にぶつぶつができたり、ジュクジュクしている場合、皮膚そのものの病気のことが多いですが、乳がんの場合もありますので検査が必要です。